月別アーカイブ: 2011年10月

最近のリフォームの現場

リフォーム現場

今、工事が進行中のリフォームの現場です。今回お願いしている工務店とは、100%ネット経由でPDFで図面等のやり取りをしています。工務店からも図面は紙でもらうよりも、PDFのファイルで欲しいとのこと。工務店と専門業者とのやり取りもPDFでやっているそうです。現場からもケイタイメールで疑問箇所が送られてきます。たしかに、図面や絵など書き込みもカラーでわかりやすくできて、設計事務所からの指示事項も工務店経由でPDFで専門業者へ転送して、情報を共有できている。だけど、いくらネットでつながっていても、やはり現場で作業している大工さんや職人さんと、直接実際にモノをみながら話している経験と感覚の共有がないと、メールでのやりとりだけもうまくいかないのも事実だと思います。
大きなゼネコンではなく、ちいさな工務店もICT化が進んできているでしょうか??なんか来年あたりには現場に1台ipadがおいてあるような勢いです。職人さんがiRhino 3Dでデザイン事務所から送られたデーターみて前もって納まりを確認する時代が来ているんでしょうかね。

ものつくり

111020CNC
今、工事が進行中の住宅のリフォームで、既存の造作家具の改修も行います。その家具の一部分の装飾をCNC切削加工で制作します。今日はそのCNC切削加工をやってもらっている、株式会社ミナロさんの工場にお邪魔しました。ミナロさんは家具制作の木工系の加工ではなくて、プロダクト系の木型、プロトタイプの制作を手がけている会社です。CADやもの作りに精通した高い技術力をもった若い職人さんたちが働く会社です。3DCADでデザイン設計して、そのデーターを機械が製品に加工していくという、いわゆるデジタルファブリケーションです。 続きを読む

Branching model (ダイニングで実験)

branchingmodel_photo
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何事にも実際に実験して観察してみることが重要。ということで、子供と一緒に尿素の再結晶の観察をしてみた。実験内容は小学校の自由研究レベルだが、実際にやってみると興味深い。尿素の飽和溶液を作り、再結晶していくのを観察するのだが、再結晶させる際にPVA(洗濯のり)を少し加える。この量の加減で結晶する樹木状の形状が若干変わる。PVAを加えることで、水溶液の表面張力を調節している仕組みです。初めに生成した結晶のカタチをもとにして、その上を毛細管現象で水溶液が上っていて再結晶して、またできた結晶を水溶液が伝って上っていって再結晶の繰り返しで、樹木形状が生成される。PVAでこの水溶液の表面張力が低くなって、できた結晶を水溶液の伝わりかたに影響をあたえていて、樹木の形状を決めている。PVAを全く添加しなかったら、うまく枝分かれした樹木状に成長しなかった。表面にうっすらと細かい毛がはえたような状態になった。 続きを読む