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A Happy new year 2022

あけましておめでとうございます。

昨年も多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。

昨年の4月末から住まいと仕事場のリノベーションの設計がはじまり、8月から工務店工事がスタートして、12月末に工務店工事が完了しました。
仕事場は以前に比べ、広くなりました。これからDIY工事で部屋の真ん中に共同で制作など対応できる作業スペースを整備していきます。ミシンで裁縫手芸、発酵食品つくり、木工作、電子工作までいろいろジャンルにこだわらない作業スペースとしていきます。

拠点は高尾ですが、以前とかわらず、ネット空間でのやり取りに対応しています。
これからも小さなものづくりから建築空間までフットワーク軽く活動していきます。

本年もよろしくおねがいいたします。

キシイトモコ
タカタマサヤ

キシイ作業エリア

タカタ作業エリア(中央はこれから整備します。)

Renovation

私たちは、基本的にプロダクト、インテリア、建物等、その対象に関わらず3次元データをもとに、検討設計しています。
リノベーションの難しいところは、解体前に少ない情報で、3次元データを用意しないといけないところにあります。
ある程度の想定でモデリングを進めていき、解体して現状を確認して修正していきます。

既存の図面とは大きく異なる箇所があって、四苦八苦することが多々あります。音楽で例えるなら、楽譜をもとに演奏するスキルより、ストリートで「ジャムる」能力とセンスが必要です。

設計作業としては、スケルトン状態でリノベーションだと、モデリングの作業は楽なのですが、スケルトンにしない改修工事なので、確認しきれない構造フレームが想定と違う部分が出てきます。3次元データも実物をスキャンしてポイントクラウドデータを用意するのも現実的ではないので、今回は3Dcadでダイレクトモデリングしていきました。

画像は設計検討用のデータの作業画面のイメージでいわゆるプレゼン用のレンダリングCGではないので、いわゆる一般の人がみる「パースイメージ」とは違うかもしれません。実際つくる大工さんに伝えるのは1次元減らして2次元でやり取りする方が、スムーズです。なのでこのマスターモデルから図面の元になるものを抽出して、みなれた「図面」を現場では使います。

建設現場の技術は過渡期なので、いろいろ試行錯誤しながら進めていき、設計手法にもフィードバックしていくのかなと日々実感しています。

ありがとうございました。

ランプシェード@Taneru自由が丘
昨日20日の土曜日の1日だけの展示販売のイベント「NOMADIC CIRCUS vol.3」あいにくの雨にも関わらず多くのお客さんが来場し大盛況に終わりました。meenaxydesignのランプシェード、エアープラントホルダーも好評でした。購入していただいた方ありがとうございました。引き続きメールでも注文可能ですので、よろしくお願いいたします。

新しいネームプレート

new nameplate
新しくネームプレートを高尾の事務所に設置しました。シナ合板をレーザーカッターでカットしロゴと文字を彫刻しました。葉っぱの葉脈や末端の血管をモティーフにしています。

ランプシェード

lampshade#2
紙製のランプシェードです。厚めの紙のハニカム形状で出来ていますので、意外としっかりしています。熱帯植物の蕾のような、ちょっとユーモラスな形が、お部屋のアクセントになります。受注制作になりますので、それぞれ形のうねり具合等も異なり一点ものとなります。ミーナクシーデザインはインテリア小物のデザイン制作も行っていますので、お気軽にお問い合わせください!!

ダウンライトへ

lampshade
既存の建物のよく見かける壁に埋め込まれているダウンライト。青白い昼光色の電球がついていると、なんだか味気なく殺風景です。そこで、今回はちょっと足し算的デザインで雰囲気をかえてみます。何を使ったかといいますと、、 続きを読む

カタチをみつける

funikura_model
去年の11月にバルセロナのサグラダファミリアを訪れました。教会の地下は、サグラダファミリアの設計や工事に関するものが、展示されているスペースになっています。 その展示の中で、特に目を引くものの一つに、『フニクラ・モデル』があります。この模型は、ガウディーが、構造的に安定した形を探すために考案した、縮小模型です。紐に複数の錘りを規則正しくぶら下げると、重みで紐がたわんで、ある曲線が現れます。紐にはカーブの方向に重力によって引っ張られる力しかはたらいていません。それを逆さまにすると、逆にカーブの方向には、重力に対抗する力しかかかっていないことになります。このカーブは重力に対して理想的なカーブのアーチになっています。
デザイナーや建築家がカタチを”創造”するのではというイメージを持っている方々が多いと思いますが、実はカタチを”探り出す”という感覚の方が近いのではないかと思います。特にガウディーが、紙と鉛筆でのスケッチだけでなく、このような装置を自ら考案してカタチを決めていったのは、先進的だったのではないでしょうか。
私たちも、日々、カタチをみつける作業をしています。ガウディーが没してから90年以上たった今では、創作環境の様相は劇的に変わっています。ノートパソコンも一昔前のスーパーコンピューター並の性能があったりします。なので、今はコンピューターの中にモデルを組み立てて、シミュレーションしてカタチを決めていくのが可能になっています。デスクトップシミュレーションという感じでしょうか、、、、、
そこで、試しにこのガウディーが考案した『フニクラ・モデル』の手法を使って、カタチを作ってみました。
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