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最近のリフォームの現場

リフォーム現場

今、工事が進行中のリフォームの現場です。今回お願いしている工務店とは、100%ネット経由でPDFで図面等のやり取りをしています。工務店からも図面は紙でもらうよりも、PDFのファイルで欲しいとのこと。工務店と専門業者とのやり取りもPDFでやっているそうです。現場からもケイタイメールで疑問箇所が送られてきます。たしかに、図面や絵など書き込みもカラーでわかりやすくできて、設計事務所からの指示事項も工務店経由でPDFで専門業者へ転送して、情報を共有できている。だけど、いくらネットでつながっていても、やはり現場で作業している大工さんや職人さんと、直接実際にモノをみながら話している経験と感覚の共有がないと、メールでのやりとりだけもうまくいかないのも事実だと思います。
大きなゼネコンではなく、ちいさな工務店もICT化が進んできているでしょうか??なんか来年あたりには現場に1台ipadがおいてあるような勢いです。職人さんがiRhino 3Dでデザイン事務所から送られたデーターみて前もって納まりを確認する時代が来ているんでしょうかね。

ものつくり

111020CNC
今、工事が進行中の住宅のリフォームで、既存の造作家具の改修も行います。その家具の一部分の装飾をCNC切削加工で制作します。今日はそのCNC切削加工をやってもらっている、株式会社ミナロさんの工場にお邪魔しました。ミナロさんは家具制作の木工系の加工ではなくて、プロダクト系の木型、プロトタイプの制作を手がけている会社です。CADやもの作りに精通した高い技術力をもった若い職人さんたちが働く会社です。3DCADでデザイン設計して、そのデーターを機械が製品に加工していくという、いわゆるデジタルファブリケーションです。 続きを読む

ファイな穴

AICA 東京ショールーム

建材メーカーのアイカ工業の東京ショールーム「スペースφ(ファイ)」のリニューアルが完成しました。今回のリニューアルでは専門の業者だけでなく「家族連れにも居心地のよいショールーム」を目指しており、キッズコーナーも新たに設置されています。平日だけでなく土曜日も開館し、盛況とのことです。エントランス壁面と、商談コーナーのテーブルに使用した「デジタルプリントメラミン化粧板」のグラフィックに、‘φ(ファイ)’をモチーフとし展開しています。写真をアップしましたのでご覧ください。
(キシイ)
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フジツボ

フジツボの殻

フジツボの殻

5月の連休は東京を離れ、瀬戸内の島にしばらく滞在していました。潮が引いた海岸の潮溜まりを散策するのが、子供の頃からの楽しみでした。以前にも国境のことについて、このブログで触れましたが、何かと何かの境界を観察することは面白い、多様性や活動的な何かを見つけることができるからです。波打ち際の潮溜まりもその一つです。
この写真は、波打ち際の岸壁なら、どこにでもみられる「フジツボ」の抜け殻を採取してきたものです。ちなみに「フジツボ」は貝やイソギンチャクの仲間と思われがちですが、実はエビやカニと同じ甲殻類の仲間です。
このフジツボが群生している風景をみて、なんだか典型的なボロノイ領域を形成しているじゃないかと思い、meenaxydesignの形のコレクションとして抜け殻の一部を採取してきました。 続きを読む

今年もよろしくお願いいたします。

みんなの木(赤レンガ倉庫バージョン)

ブログの更新がかなり遅く、申し訳ないです。旧年中はいろいろな方にお世話になりました。今年も、国内外を問わずデザイン活動をおこなっていきますのでよろしくおねがいいたします。写真は去年末に株式会社キクシマ主催の『エココロミ体感展』のキッズコーナー制作展示された『みんなの木』です。

Majlis

majlistwitterでつぶやきはじめて、すっかりブログの更新が疎かになってしまっています。twitterの方はほぼ毎日何かつぶやいています。かなり以前にtwitterの方ではつぶやいていたのですが、ドバイであったコンペの話です。 続きを読む

1年点検

農家のはなれ玄関デッキ1昨年の春に、竣工した、「農家のはなれ」の1年検査をおこないました。新車の車、バイクなど動く機械は慣らし運転が必要で、ある程度の走行距離で、調整点検します。建物も同じで、まずは1年ぐらい様子をみて、点検します。
建物は動く機械ではないのでは??と思われますが、特に木造建築は、新築当初は温度変化、湿度の影響、木材の乾燥伸縮、はたまた地震の震動などで、目には見えないですが、動いています。 続きを読む

メカモ

mekamo1前回の投稿でフジキャビンについて少しふれました。このフジキャビンをデザイン、設計したのが、戦後日本の自動車産業初期のインダストリアルデザインの鬼才富谷龍一です。アバンギャルドな造形曲線のボディーはFRPの一体成形だそうです。
この車は1955年から1956年のわずか2年の間しか生産されなかった。当時のFRPの成形技術が未熟で生産性が低く、生産性やクラックが入るなどトラブルが多かったのが理由だそうです。
ちょっと先を行き過ぎてたようですね。
さてさて、タイトルの本題の『メカモ』。1972年から1980代の終わりまで学研から学習教材として発売されていました。数年前に『大人の科学』のシリーズとして復刻しました。 続きを読む