design」タグアーカイブ

菊ハンドル

菊ハンドル一度はどこかでみたことがあるのではないかと思われる、バルブのハンドル。
主に工場などのプラントのバルブに使われているハンドル、小さなサイズのものなら、意外と身近な場所にひっそりと存在してたりします。この製品は世界的に有名なバルブメーカーの株式会社キッツという会社の製品です。
実はこのハンドルのデザインは日本を代表するプロダクトデザイナーの柳宗理によるものです。柳宗理といえば「バタフライ・スツール」が有名ですが、戦後すぐの物資が不足している時代からインダストリアルデザインを始めているので、高度経済成長期に日本に出現する工業製品のデザインを多く手がけられています。レトロなオート三輪も彼のデザインによるものです。 続きを読む

人研ぎ仕上げ

人研ぎ読んで字のごとく、人(左官職人)が研ぎ上げて仕上げる。
セメントに5mmぐらいの大きさの種石(大理石など)と顔料を混ぜて、塗り付ける。固まったところで、グライダーで荒く表面を研ぎます。徐々に目の細かいペーパーでツルツルに磨いていき、最後にワックスで仕上げます。
元々は、大理石の仕上げの代替え仕上げでしたが、大理石などの石仕上げとはちがった雰囲気を醸しだし、独特の味わいがあります。街を歩き注意深く古い建物を見ますと、床の仕上げに使われているのを発見できます。昭和初期の建物でよく使われているような気がします。意外と都内の古い路線の地下鉄の柱の仕上げに使われてたりします。また古い公園の滑り台がそうであることもあります。
工場でブロックにした製品があり、それで仕上げられた床もありますが、この仕上げの特徴を生かすのは、やはり現場で広い面積を一体で仕上げるのが一番だと思います。 続きを読む

子供スペース

子供スペース熱帯地方の海の潮溜まりをみるのが好きです。色とりどりの熱帯魚の稚魚やイソギンチャクや小動物が育まれ守られている小空間を覗き込むのは楽しい。
何となくそんな気分になりました。
(タカタ)

サークライン(意外と、、、続きネタ)

サークライン前回の蛍光灯の話題で続きネタ。
蛍光灯といえば、直線型と同じくらい馴染み深い形といえば、円形の蛍光灯です。直線型の蛍光灯は蛍光管がむき出しで使われることが多いけど、意外やこの円形の蛍光管は、大体、丸い照明器具の中に隠蔽されていて、天井にくっついていることが多い気がします。
この円形の蛍光管もよくよく手に取っていろんな角度から眺めてみると、カッコイイーー。 続きを読む

パルックボール(意外と、、、)

パルックボールスパイラル電球型の蛍光灯の種類が豊富になってきました。
蛍光灯の光より、最近は肩身の狭い白熱電球の光の陰影の方が好きではあるが、、、とはいっても蛍光灯も良く選びます。
発光管の形状も技術の進歩で、細いものをいろいろな形に折り畳んでいるものを店頭で見かけます。中でも意外と定番のパルックボールスパイラルは、よくよく眺めてみると、ソフトクリームみたいで、かわいい形だなと気になっていました。
意図してデザインしたわけではなく、多分、性能効率とその技術から出てきた形だと思われます。ここ数年で新しく出現した工業製品の中で、アノニマスデザインとして、なかなかいい線いっているのではないかなと思っています。 続きを読む